マニフェストと民主党
政権を獲得した民主党だが、政権公約マニフェストの実現に赤信号が灯っている。
民主党議員の間では、マニフェストの見直し論が主流であると聞くが、
私はそもそもマニフェストの存在そのものに疑問をもっている。
マニフェストは衆院選の直前に上から半ば強制的に降ってくる。
だから、ほとんどの候補者はその中身についておそらく賛否を言う間もなく選挙に突入し、
今回は大きな風で当選してしまったのだろう。
衆院小選挙区という国民と対話が可能な範囲にあって、
党から下りてきたマニフェストを一方的にチラシのように配るだけでは、
民主主義に掛けたコストがあまりにも勿体ない。
せめて膝を付き合わせるイメージで、候補者自身の考え方を伝え、意見を交わすことができないだろうか。
そう思って始めたのが、定期的にリアルで行っているLEAD VOICE勉強会である。
マニフェストの細かい中身で政治を縛るのではなく、
もっと大きな論点で政治家や政党を選ぶべきではないだろうか。
例えば、私の場合、
憲法改正〇
小さな政府〇
TPP〇
というように・・・。
大きな論点についてバラバラなのに、
こども手当や高速道路無料化で一致していることが、
今の政治を駄目にしてしまっているような気がする。
畠中光成
0コメント