中国のこれからに気をつけろ!

今日、評論家の石平(せきへい)氏のお話しを聞く機会があった。
氏は07年に日本人として帰化し、中国問題の専門家として、日本人以上に日本の危機を訴えている。
WILLの1月号で「ポスト胡錦濤の暗闘が始まった」を読んでから、一度氏の話を聞いてみたいと思っていた。
 
リーマンショック以降、中国経済も輸出中心であるため大きなダメージを受けた。中小企業の4割が倒産。国有銀行はGDPの半分に匹敵する新規融資を実施するなど、経済の立て直しに躍起である。それもこれも「成長率8%を死守することが大命題である」からとのことだった。
わが国にとって危惧すべきは、そのシナリオが崩れたとき、中国は対外的危機を作り出し、国内問題から国民の不満を逸らす動きに出るだろう。それが、台湾、尖閣諸島、沖縄の危機のタイミングとのことだった。しかし、経済が繁栄しても、いずれにせよ台湾、尖閣諸島、沖縄に危機があることは変わらないだろう。
そのような危機が、民主党政権があるこの数年のうちに起こる可能性が大いにあるとのことだった。
 
中国の工作員についての質問に、「在日中国人70万人全員がそうではないが、怪しい者も多い」「しかし、共産党独裁政権があるので、国家の指令があれば、スパイでなくとも、ほぼ全てそのように動く」とのことだった。
在日外国人参政権の問題は、ここが恐ろしいのである。
 
日米同盟が崩れつつあり、国家の防衛も危うくなっている。
しかし何より、「この民主党政権の支持率がまだ半分近くもある日本国民であること」が最大の危機と話された。
国民がしっかりと理解し、行動しなくては、この国は本当に危ないのである。

はたなか光成 <元衆議院議員>公式HP

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