新党と政局
鳩山邦夫氏が自民党を離党し、新党結成を模索しだした。
いよいよ自民党が「終わりの始まり」を迎えているとも言える。
この状況を一番喜んでいるのは誰か。
それは民主党である。
民主党多数が小沢一郎を守り抜いているのは、一点自民党を壊すことにあるからだ。
鳩山氏が新党を結成するにあたり、理念・政策の旗印よりも、
お金が第一になっている印象が拭えない。
そこに舛添氏などが加わったとしても、「お金と数(人気)」以外に、何の意味があるだろうか。
外には、米中の狭間にある外交・安全保障問題。
内には、少子高齢化を抱える経済・社会問題。
国家・国民の将来はここに掛かっており、そこに関係の無い政局論は無意味であるし、
お茶の間TVの一瞬の話題にしかなりえない。
日本が民主主義の国である以上、国民の能力より高い政治は生まれない。
国民とは単なる住民ではなく、
国家の過去・現在・未来の歴史に対して、責任を負う者を言う。
今のような政治をしていて、果たして日本は100年後も存続しているだろうか。
こども手当てや高校無償化などバラマキ政策に振り回されず、
国民が日本の将来を憂うことこそ、
子供たちの未来を考えることに他ならない。
そのような思いの受け皿となる政党が欲しいものだ。
畠中光成
0コメント