経済停滞と財政問題

世界的な金融危機に、
経済停滞の原因を覆い隠された感があるが、
小泉政権以前からその兆候はあったと思う。
 
もとを辿れば「日本の借金がたいへん」という財政問題に行き着く。
借金時計なるものも流行ったが、
しかし本当にこの借金がどれだけたいへんなのかという議論を、
あまり聞いたことが無い。
われわれは盲目的に、信じ込まされていないだろうか。
 
あわせて「将来世代にツケを残すな」というのも、
上記の借金とセットで流行り、
政治家のキャッチフレーズのようにもなったが、
これも一見もっともなようで、長期の借金を返すためだけに、
日本経済があるかのような発想ではないか。
その間に成長戦略は描かないつもりだろうか。
 
上記のような言説をする人は、
「政府紙幣の発行」に何故考えが及ばないのだろう。
これも不思議と、タブーのように「できない」と信じ込まされている。
 
わが国は、何か強烈な思い込みに支配されてはいないだろうか?
 
 
畠中光成

はたなか光成 <元衆議院議員>公式HP

元衆議院議員 はたなか光成(無所属)の公式HPです。