中国はバブル経済か

隆盛するアジア経済の中で、わが国はどのように生き残っていくのか。
 中国の経済成長には目を見張るものがあるが、
将来に渡ってこれが続くかの見方は、大きく分かれる。
 
今日の産経新聞朝刊に、著名な米投資家ジェームズ・シャノス氏が、
過剰生産や指標虚偽の可能性を指摘し、
現在の中国経済はバブルであり、
早晩崩壊する危険があり、
その場合の規模はドバイショックの1千倍かそれ以上であると予言した。
 一方で、国内外の大手機関投資家の予測によると、
半数以上が今年も9~10%かそれ以上の成長と言う。
 
昨年12/27のブログに記載のとおり、
中国は8%の経済成長を至上命題としており、
何がなんでも達成させようとするだろう。
しかし、問題は国家的に不透明な経済運営を指導している懸念が払拭できないところにある。
 
経済の成長率は、「人口の増加×技術革新」であらわすことができるという考え方がある。
わが国には加速度的に進む少子高齢化があり、経済成長にとっては明らかなマイナス要素である。
だからこそ、技術革新に関して、国を挙げて取り組まねばならないのは論を待たない。
 
先日の菅財務大臣の為替発言のように、
数字に一喜一憂するデイ・トレードのような世界ではなく、
地に足をつけた国内技術の発展と、
国内需要の創造を考えるべきではないだろうか。
 
 
畠中光成

はたなか光成 <元衆議院議員>公式HP

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