メディアと政治

メディアの劣化と政治の劣化が連動している。
昨日のTBS系ゴールデンタイムの「みのもんたVS国会議員」は、
酷かった。
タイトルを見たただけで、その酷さは分かるのだが、
どの程度の番組か確かめる意味で、時間を割いて見てみた。
 
で、お題の潮流にあるのは、864兆円を超える日本の借金。
確かに天下りも渡りも良いとは思えないが、
与野党20人程もの国会議員が、
休日のゴールデンタイムの2時間、
喧喧諤諤にもならない、みのもんたに振り回されるテーマではない。
 
しかも、みのもんたの出す質問に対して、
与野党それぞれの議員の意見が、
全て「YES」か「NO」で、ピタッと一致するところも気持ち悪い。
小選挙区制では、所属政党に逆らいづらいサラリーマンのような論理が働き易いのだ。
〝皆に習え〟で手を挙げるだけの仕事しかしないのなら、
幼稚園児にでもできる。
 
来る通常国会にて外国人参政権法案が、
今にも通過しようとしており、
大戦略としては東アジア共同体への了解が、
既成の事実となりつつある中、
一切そのようなテーマが論じられないこと自体が、
偏向報道であることに気付かなければならない。
これらが報じられない状態こそが、日本の危機なのだ。
 
 
畠中光成

はたなか光成 <元衆議院議員>公式HP

元衆議院議員 はたなか光成(無所属)の公式HPです。