撲滅されたはずのポリオが
今日は健康に関すること、それもワクチン行政について。
それもインフルエンザではなく、ポリオについて。
ポリオとは、いわゆる小児麻痺のこと。
日本国内で自然発生することは、この25年間でゼロになっていますが、
麻痺を抱える子供がいるのは何故でしょう。
厚生労働省によると、ポリオの予防接種を受けた人(440万回に1回)、
予防接種を受けた人の周囲の人(580万回に1回)が、
ポリオの発症をしているということです。
つまり、ワクチンを接種することによって発症したり、
ワクチンを接種した子供から2次感染しているのです。
予防するためのワクチンが、発症の原因というのは、かなりおかしくありませんか?!
非常に稀ではありますが、発症をした人にとっては0.00001%も100%も同じことです。
実際、今年、神戸市内でも発症が確認されました。
対策は実は簡単で、現在国内で使用している生ワクチンを、
不活化ワクチンに切り替えることで、発症をゼロにできるのです。
驚くべきは、先進国で、いまだに生ワクチンを使っているのは日本だけということです。
「アフリカの子供たちにポリオワクチンを」などというキャッチフレーズで
皆さんがUnicefなどを通じて寄付をされている場合も、不活化ワクチンを使用しているのです。
それなのに何故、いまだに日本は生ワクチンを使い続けるのでしょう。
平成20年、福田総理の時代に、国会でも質疑がありましたが、
不活化ワクチンへの検討をしているだけで、前に進むかどうかは不透明です。
これは明らかに政治・行政の無策によります。
言いかえれば、「国会議員がバカだから」なのです。
現在国内メーカーが開発中の不活化ワクチンが来年頃、厚労省に承認申請が出され、
その後審査・承認を経て、製造・販売という流れですから、
早くても2~3年はかかりますし、まだ確実なものではありません。
衆議院議員は480人、参議院議員は242人もいて、
誰か一人ぐらい真剣になって取り組む人間がいてもいいのにと思います。
こども手当では、どうにもなりません。
なお、参考までに、ポリオの会という団体が積極的に活動され、
厚生労働大臣に署名活動もしています。
地元の方は、
不活化ワクチン 西宮
不活化ワクチン 芦屋
不活化ワクチン 兵庫
などで検索してみて下さい。
畠中光成
<衆議院兵庫7区(西宮・芦屋)みんなの党>
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