政を成すに徳を持ってすれば

「子曰く、政を成すに徳を持ってすれば、譬えば北辰のその所に居て、衆星のこれに共するが如し」
孔子「論語」から為政第二の言葉である。
今の鳩山首相、小沢幹事長を見るに、
これでは日本の政治は、いつまで経っても良くならないと感じる。
 
首相は「脱税王」、与党幹事長は「不動産蓄財」、
罪を犯しても議員辞職しない子分、
それに異を唱えることもできない大多数の党員たち。
少しは経済危機に苦しむ国民の気持ちになってみたらどうだろう。
 
百歩譲って、それでも成し遂げたい政治があるとするならば、
それは何か?
劇作家のアレンジした「いのちのせいじ」や「友愛」で、
吐き気をもよおした人はいても、納得できる人は少ないであろう。
現実的危機を理解できない人の理想論は害悪である。
 
ニュースを見れば、鳩山・小沢の批判ばかりである。
政権交代後、まともな政策が進んだ気配は無い。
危惧すべきは、このまま夏の参院選に突入して、
また批判合戦にならないか、ということである。
 
政権交代ある二大政党を実現するには、
互いの政党が理念・政策によって競い合うことが前提である。
そのためにも、今の権力者は身を引くべきだ。
 
 
畠中光成

はたなか光成 <元衆議院議員>公式HP

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